1.2 作用反作用の法則とは何か?
もう一つ、直観と反しているかもしれない重要な法則を紹介します。ニュートンの運動の第三法則、または、作用反作用の法則と呼ばれる法則です。
作用反作用の法則
二つの物体A、Bがあり、物体Bを物体Aが押しているとき、必ず、物体Bが物体Aを同じ大きさで反対向きに押している
まずはイメージを膨らませてみましょう。両手の手のひらを胸の前で合わせ、右手で左手を押してみてください。右手で押しているはずなのに、左手でも押している感覚があると思います。このように、力は一方が押すとき、必ず、押されている方も同じ大きさで押し返しているというのが、この法則が言っていることです。
現段階では、作用反作用の法則の重要性は認識しにくいと思いますが、着目する物体が2つ以上出てきたときにはとても重要になります。また出てきた時に思い出してください。
力と力のつりあいについて 目次
2.作用反作用の法則とは何か?(⇐今ここ!)
3.ベクトルである力を、どう定義し、測り、式に表し、図示すべきか?
6.1.合力の求め方① 図形を用いた方法(平行四辺形の法則)
7.力のつりあい
7.1.力のつりあいとは?
7.2.力のつりあいの式とは?
8.1.物体が1つのとき(問題演習)