2023-07-06から1日間の記事一覧
たとえば、質量Mの小球(紫)が、質量mの小球(オレンジ)に衝突する例を考えてみましょう。このとき、のちに示すように、二つの小球の運動量の和(←ベクトルとベクトルの和)は、衝突の前後で変化しないことが知られています。運動量の和が保存するということで…
上で、エネルギーと仕事の関係と、運動量と力積の関係を見ました。確かに似ていますが、これだけでは兄弟とは言えないかもしれません。 しかし、実は、これらは生まれもとても似ているのです。 突然ですが、我々は4次元の中に住んでいます。空間3次元と時…
「運動量」と「エネルギー」は兄弟のようなものです。 エネルギーと仕事の関係が次のように表されていたことを思い出しましょう。 「物体のエネルギーの変化は、物体がされた仕事に等しい」 これは運動量と力積の関係にとても良く似ています。 「物体の運動…
力積と運動量の関係は次の通りです。これは、この単元を理解するためにとても重要なので、覚えてください。まずはこれを導出してみましょう。 「物体の運動量の変化は、物体が受けた力積に等しい。」 2.1 力積と運動量の関係を運動方程式から導いてみる ここ…
まずは力積を考えてみましょう。力積は英語でImpulseというので、あだ名は$I$です。ベクトル量なので、$\overrightarrow{I}$と表すことが多いです。 力積$\overrightarrow{I}$の定義は、物体が受けた力$\overrightarrow{F}$と力を受けている時間$\Delta t$と…
運動量保存則 目次 はじめに(⇐今ここ!) 1.力積、運動量とは? 2.力積と運動量の関係は? 2.1.力積と運動量の関係を運動方程式から導いてみる 2.2.「物体の運動量の変化は、物体が受けた力積に等しい」とはどういうこと? コラム 「運動量」と「エネル…