【独習】ゼロから 一歩ずつ 物理の見方・考え方 Home

2023-05-29から1日間の記事一覧

 2.4.2 2次元のとき(問題演習)

下の図は、放物運動と鉛直投げ上げ運動、水平方向の等速直線運動をそれぞれバーストモード(カメラの連射)で撮影した様子を表しています。この図が示す通り、放物運動は、水平方向には等速直線運動と同じで、鉛直方向には鉛直投げ上げ運動と同じです。 これ…

 2.4.1 1次元のとき(問題演習)

ものを落としたり、投げ上げたりして、ある時刻の物体の位置を答えるような問題がたくさん出題されます。教科書を見ると「座標の正の向きを上向きにとる」とか、「下向きにとる」とかが、決まり事のように書いてあるためか、座標の向きの設定方法に決まりが…

2.4 等加速度直線運動の問題を解いてみる

この単元は、物体の落下に関する問題が多く出題されます。ここで、解き方を理解してください。特に、何度も出てきているように、座標軸を用いた解法で考えていきますので、確実に理解してください。座標軸は今後も長く付き合うことになります。 2.4.1 1次元…

2.3 等加速度直線運動と大切な3つの公式

さて、ここまで理解したら、「等加速度直線運動」について考えてみます。「等加速度直線運動」とは等しい加速度で一直線上を動く運動のことです。 この単元で3つの公式が重要になってくるので、まずはその公式たちを、例題を通して導出しましょう。 例) 下…

2.2 物体の運動をどう定義し、測り、式に表し、どう図示するのか?

位置、速度、加速度の定義 時間と時刻 速度や加速度などの説明に入る前に、時間と時刻の違いについて触れておきます。似ているのですが、物理では異なる意味で使っています。具体的には、時刻はその瞬間、時間はある瞬間と別の瞬間の間の長さとして用いてい…

2.1 物体の運動の様子は、位置 OR 速度 OR 加速度で表現する

位置、速度、加速度は、普段の生活でも使っている言葉だと思いまが、物理では、これらの言葉の意味だけでなく、どのように数字で表すのかということも、正確に知っておかなければなりません。のちに出てくる定義や定義式を、まずはしっかりと覚えましょう。 …

2章 物体の動きについて

力学の肝は「ある物体の動きは、その物体にはたらく力によって決まる」です。前の章では力について学んだので、この章では物体の動きについて学びます。 等加速度直線運動 目次 はじめに(⇐今ここ!) 1.物体の運動の様子は、位置 or 速度 or 加速度で表現…